髭男のsubtitleが高すぎて歌えないのが悔しいのでボイトレはじめました

Official髭男dism(ヒゲダン)のサブタイトルっていい歌ですよね!

昨年末にリリースされてからどハマリしてしまいました。

しかしこの歌…キーが高すぎる…

どうやってだしてんの!?ってくらい高くて僕はカラッカラの声でしか発声できません(泣)

1月に3年ぶりにカラオケに行きましたが、その時歌ってみて絶望…(笑)

キーを下げなければサビは一音もきれいな発声はできないのが現状です。

それで、ちょっと悔しくなっちゃって…

練習や!と思って家に帰ってボイトレの動画をいくつか見てみたんですよ。

そしたらたまたま見たボイトレの先生が

「歌は運動です」

と語っている動画を見つけて…

僕は自分の領域だけあって

面白いやん!

って思ってしまったわけです(笑)

今まで「うたうこと」を運動と捉えたことはなかったので、ちょっとこのワードには興味が湧きました。

さらに「姿勢」や「呼吸」も大事です!と語っていたので…

まさに自分の領域じゃねーか…

と一気に興味スイッチが入りましたね(笑)

僕は「脳機能を発達させ、姿勢を改善する」ことを仕事としています。

それなら、歌の上達においても運動で神経系の発達をブースト(補助)できないかと考えたわけです。

もちろん、誰もこんなこと発信していないので情報は転がっていません。

そのボイトレの先生も「うたうことは運動です」と力説していましたが運動方法は一般的なストレッチを紹介されていたので、もっと運動指導者の視点から見たらいろんなことできんじゃないかな?とワクワクでいっぱいになりました。

なので独自の視点をもって自分の発声を改善してみようと思ったわけです。

【2023年】1-2月のやったこと

2023年1月24日にカラオケに行って絶望した翌日から発声に関する情報を集め始めました。

まずは運動指導者らしく解剖学から!(笑)

どういう理論の元、発声に至っているのかを知ることからはじめました。

僕は割と理屈から入るタイプです。

使用した本はこれ↓

うたうこと 発声器官の肉体的特質 フレデリック・フースラー

うたうこと

https://amzn.to/3MqiOr7

アマゾンで「発声練習」と検索すると一番上に出てきました。

レビューを見てみると発声や歌に詳しそうな人が絶賛していたので…便乗して買ってみました(笑)

早速家に届いて読んでみましたが…

ちょっと翻訳が変なところがあり読みにくい…

ですが、しっかり発声に関する解剖学やボイストレーニングの理論が書いてあります。

僕は声楽に関する知識は皆無なので専門用語は現時点では理解できませんでしたが、15%くらい理解できればいいやと思いとりあず一読。

喉の解剖や発声におけるメカニズムに関してははじめて知ることもあり楽しく読めました。

ただ、現時点では難しいと感じる表現もいくつかあったので次に読んでみたのがこれ↓

ゆーま

ボイトレ

なんと「うたうこと」に書かれているベルカントを現役ボイストレーナーの方がわかりやすく噛砕いて本にしてくれているとのこと。

読んでみて…

かなりわかりやすい!

いや、こっち先に読めばよかったわ!となりました(笑)

喉に関わる筋肉群をバランス良く鍛えていくことの重要性が理解できました。

さっそく得た情報を元に練習を開始

本を読み込んだあと1月の月末から本格的に喉を鍛えることをスタート!

Official髭男dismのサブタイトルだけでなくちょっと高めのキーの歌はすぐに苦しくなって声がなくなってしまう自分…

おそらく張り上げ発声?とやらになってそうだなと…

「うたうこと」そしてゆーまさんの「○○」でも

  • 高い声を出すには裏声が重要!
  • まずはファルセットを練習しよう!

ということが力説されていたのでボイトレはこれからはじめようと思いました。

同時に自分の行っている知識の中でも

  1. 腹圧
  2. 呼気圧
  3. 肋骨
  4. 骨盤
  5. 声帯周りの筋肉(鎖骨周り)

このあたりのコンディションはおそらく発声に関わりそうだと仮設を立ててみました。

そして発声が運動である以上、中枢からの司令によって実行されるのであれば脳もコンディションも絡んでくるなと予想…

僕はこの身体的側面から発声を変えるお手伝いができるのではないかと思っています。

フースラーの「うたうこと」を読んでみて発声の改善には、メインは声帯に関係する筋肉なのは理解しています。

ですが、その声帯に関する筋肉が働きにくくしている原因は別部位も関係してそうだな…と考えてみたわけです。

特に発声には横隔膜が関わる以上

  • 肋骨
  • 骨盤

は絶対に外せないなと。

そして骨盤には下肢の筋肉・腹筋群、肋骨には腹筋群・背筋群が影響を及ぼすため、大なり小なり全身の筋肉が間接的であっても発声に影響を与えているのではないかと仮設を立ててみました。

なので発声練習(ボイトレ)の前に

  1. 運動療法を入れてみて筋コンディションを整える
  2. その後、整った体で声帯に関係する筋群を効率よく鍛えていく

この方向性で発声の改善をしてみることに。

1-2月はこんな感じの流れで練習を進めてみました。

1-2月の気付き

発声を効率よく改善するプランを立ててみて練習してみた感想…

  1. 裏声が弱々しいところからスタート
  2. すぐに息が漏れることに気付く
  3. 運動を取り入れると発声は一時的であってもやりやすくなる

 

ファルセットってなんぞや?ってところからスタートでしたが、自分がほぼほぼ裏声を出せないことに気が付きました。

ちょっと高音域に行くだけで声はかすれて空気のような音だけ漏れ出して聞こえます(笑)

なので最初は裏声強化のためとにかくホーホー言ってましたね。

それで肝心の運動を取り入れた結果ですが…

  1. 声帯周り(鎖骨周り)
  2. 胸郭(肋骨周り)

このあたりの運動はかなり効果を感じることができました。

高音域にもっていくには声帯を薄く引き伸ばす必要があるので、その周辺の動きを改善して発声するのはやはり効果テキメンです。

胸郭は空気を取り込む肺・そして腹圧をかけるときに必要な横隔膜がある場所です。

必要な運動を加えていくと取り込める空気の量が明らかに変わることが体感できました。

運動を取り入れることで発声の音色が劇的に変わるわけではありませんが、出しやすくなったり、緊張緩和に使えそうだなと。

運動×発声の可能性を感じた1-2月でしたね!

3月の取り組みと反省

ボイトレ×運動療法をはじめて1ヶ月が経過しました。

2月はカラオケに週2-3回通ってボイトレしたこともあり、段々と裏声強化ができた感じがあります。

まだまだ音が上がっていくと声は掠れますし、そもそも出ない音も当然ありますが…

明らかに裏声発声に慣れてきた感じもあって声も少し高くなったことを実感できました。

その3月に入りましたが、初旬-中旬は花粉の影響もあり、発声練習自体が困難な状況ではありました(泣)

練習は基本週5(1-2時間程度)はしていましたが、クオリティは低かったと思います。

ですが変わらず運動👉発声練習の流れで、身体的改善を取り入れて高音練習ををしていきました。

3月中旬以降にカラオケに久々に行きましたが、高い声が以前と比べて出しやすくなっているのを実感…

裏声がだんだん強化されつつあるのかな…と思いながら練習を続けていましたね。

ミックスボイスとベルティング発声を知った

2月の情報収集の中では

  • ミックスボイス(声区の融合)
  • ベルティング発声

この2つについて理解を深めていました。

フースラーの「うたうこと」でも声区の融合について詳しく書かれていたので理解を深める作業に取り組みました。

ベルティングは…たまたまYouTubeのおすすめで出てきた発声法で知ることができました。

自分が目指しているOfficial髭男dismの藤原さんのような声はベルティングに当たるらしい…

実際はいろいろ発声を使い分けているけど、力強く歌っているところはベルティングで発声しているようです。

僕の最終ゴールはベルティング発声にもっていくことが必要だとわかりました。

が、しかしベルティング発声が必要だからといってなにか特別にベルティング発声を意識して張り上げるなどHow toでなんとかしようとは思っていません。

必要な筋肉の強化や声区のバランスを整えていった先にあるものだと思っています。

やることは変わらず2声区(地声、裏声)の強化、そして声区の強化を促すための身体機能の改善・活性化です。

3月の反省

ベルティングを知ってから運動でも声に地声感をプラスすることができないかチャレンジしました。

本来、今の裏声強化の段階でベルティングなんておこがましい話なのですが…

ただ運動指導者として筋肉は伸ばしたら縮めることも重要だと思っています。

高音発声においては声帯筋を伸ばすほうへ意識が置かれがちですが、神経系の発達を促すのであれば縮めることもやったほうがいいのでは?と仮設を立てました。

もちろん収縮を強めることで閉鎖を助長させ、せっかく出しやすくなった高音が潰れてしまうことも予想はしていました。

運動は倒立などを用いて、声帯の閉鎖を意図的に助長させてみました。

結果…やっぱり声はかなり出しにくくなります(笑)

ですが、地声感は確かに増して、力強い声に一時的にすることができました。

運動を取り入れることで声が野太くすることができます。

ただ一つ失敗したな…と思うことは…

声が野太くなると共鳴する位置が胸元でかなり感じられたため、このまま高音に上げていったら力強く高音でんじゃね?と思いそのまま共鳴する位置を下げたまま高音発声にトライしてみたんですよ。

そうすると確かに声は地声感があるんですが、ピッチが下がってしまってなんか音がフラットしてしまうことに気が付きました。

運動を活用して筋肉の収縮を促すことはいいとしても、この意識のまま発声していたら歌どころじゃないなと…

ちょっとこれは反省です。

やはり今の自分の今の状態であれば声帯を引き伸ばすことをメインにしつつ、バランスを見て閉鎖を少しだけ入れるくらいがちょうどよいようです。

このあたり、練習を重ねて行く段階で変化していくとは思いますが、今の段階の最適なバランスを見定めて練習することが必要だと学びました。

とりあえずはこんな感じです

今の所、僕の発声改善はこんな感じです!

正直歌が数ヶ月で劇的にうまくなるとは思っていません。

運動の専門家だからこそ、改善に時間がかかることはよく理解しているつもりです。

質の悪いトレーニングをいくら積んでも途中から伸び悩むことは容易に想像できます。

だからこそ、運動で中枢系に刺激を入れながらボイトレを行うことでトレーニングの質をあげられるのではないかと思っています。

まだ練習を初めて3ヶ月めですが今後も追記で現状を書いていきたいと思います。

5年かかるよ!と言われた練習期間がもし2-3年に減らせるなら…

運動をボイトレに取り入れる意味はかなりあると思っています。

今後の更新を楽しみにしててください!

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